今回はどうやって私が慰謝料を獲得したかをご説明したいと思います。
完全ノンフィクション、全て私の実体験です。
ですが、あくまで”私の場合”であるため、参考程度にしていただければと思います。
慰謝料額やかかる期間は全て相手次第です。
その点ご理解いただければと思います。
”慰謝料全体”についての話はこちらで触れています。
目次
- 不倫相手からの慰謝料額
- どうやって示談をしたのか
- 気をつけたポイント
- 直接示談で絶対必要なこと
- 内容証明を送る
- 示談内容
- 何故すんなりと示談に応じたのか
- 本当に夫は慰謝料を肩代わりしたのか?
- 【まとめ】慰謝料額も解決スピードも異例
不倫相手からの慰謝料額
先に結論から・・・
私は”示談”で300万円(一括)を慰謝料として受け取りました。
こちらが振込明細です。
先ほどの記事を読んでいただくと分かりますが、離婚に至った場合の慰謝料の相場は裁判上では100〜300万円が一般的です。
相場の金額は不倫相手・配偶者の双方から貰える慰謝料の合計金額になります。
この点からも、私が不倫相手から300万円受け取ったことは極めて稀な事例であり、示談で早期解決出来たところは本当に良かったです(そもそも不倫されたことが良くないですが)
対不倫相手の慰謝料請求は、ゴネてくる確率がかなり高いです。
配偶者は”一応”家族ですが、不倫相手は全くの赤の他人なので怒りの矛先がそちらに向かうことも多いです。
示談する前に相手が弁護士をつけてくるケースや、その後訴訟に踏み切る方も多くいらっしゃいます。
どうやって示談をしたのか
探偵を雇い、不倫相手については全て調査済みでした。
詳しくは本編に書こうと思いますが、直接声をかけて示談に持ち込んだパターンです。
気をつけたポイント
- 話し合い場所を人目に付くお店にする
- 事前に話しかける場所と移動する場所を先に決めておく
- 言い逃れが出来ないように仕事終わり(または夜)の時間帯に突撃する
まず大切なのは、”言い逃れが出来ないようにする”ことです。
出勤時間だと「この後仕事があるので」と言われる可能性が高く、そこから引き止めるのは難しくなります。
話し合いは密室空間では絶対にやめてください。
必ず人の目がある場所ですることで、自分の身の安全も守れます。
徒歩で行ける距離にカフェなどがあれば一番いいと思います。
車移動の場合は各自で移動すると逃げられる危険性があるので、出来ればこちらに協力者がいてくれると2対1の構図になるためその心配がかなり減ると思います。(私は家族が協力者になってくれました)
直接示談で絶対必要なこと
相手に関しての調査が終わり、あとはいつ決行するのかが問題になってきます。
相手が固定シフトなのか不定休かにもよりますし、独身ではない可能性もあります。
お子さんがいるかもしれません。
私は一度下見をして、全ての動線を考えました。
相手の仕事柄休みが読めなかったので、空振りでも仕方ないと思って張り込むことに。
ですが予想外に早く現れたので、半ば勢いで突撃しました。
内容証明を送る
私は直接示談という少し賭けのようなパターンでしたが、内容証明を送ってまずは示談に持ち込む方が多いと思います。
- 全て自分でやる
- 行政書士などに内容証明だけ依頼する
- この段階から弁護士に依頼する
行政書士は代理人となって相手方と交渉は出来ないので、あくまで文章を代筆してもらうだけです。
個人の名前よりは行政書士の肩書があった方が、相手が怯む可能性がある程度くらいでしょうか。
あくまで個人的な意見ですが、不倫相手の年齢が若く社会経験が少ない人には有効な手段かもしれませんが、慰謝料請求後に相手は弁護士をつけてくることも多いので、結局はこちらも弁護士を依頼することになり最終的に費用が割高になってしまう可能性もあるのではないかと思います。
示談内容
ネットに掲載されている示談書の雛形を基に作成しました。
- 示談金
- 接触違反について
- 求償権の放棄
- 振込先・振込期限(2週間)
- 相手の氏名・住所・連絡先
大体このような項目だと思います。
何故すんなりと示談に応じたのか
これも本編に書きますが・・・
夫がその場に乗り込んできたことで不倫相手との示談に成功したようなものでした。
乗り込んできた!?と嘘に思えるかもしれませんが、全て事実です。
これこそまさに修羅場。
夫は「300万円を自分が支払うから」と言う理由で不倫相手に署名と捺印をさせました。
夫はこの修羅場を一刻も早く終わらせたかったんだと思います。
ですが、よく考えてみてください。
「支払うから」とその場で口約束しただけです。
それに応じて署名と捺印をしてしまうことがどれだけ恐ろしいことか・・・
これに気づくこともなく相手がパニック状態だったので、結果的に示談に繋がって良かったですが笑。
本当に夫は慰謝料を肩代わりしたのか?
振込名義人は不倫相手の名前でしたが、夫の口座を調べない限り真相は分かりません。
どちらにしても裁判になると300万円をすでに受け取っているため、これ以上の金額は多くは望めません。
不倫は共同不法行為になるので、”求償権”を使い、不倫相手は夫に対して「300万円のうちの(例えば半分)150万円は支払って」と請求することが出来ます。
ですが、示談書で求償権の放棄に同意を済ませていたので、不倫相手は夫に対して請求することが出来ません。
夫婦の財布が一緒の場合、求償権を使って半分支払うことになれば財産分与の金額が減ってしまうことになります。
【まとめ】慰謝料額も解決スピードも異例
夫が肩代わりした可能性もあることと、まさかの示談に夫も参戦するという異例中の異例の出来事により、不倫相手から慰謝料を獲得することが出来ました。
不倫相手は年下・独身・未婚でした。
職業も一般的ではないので、もしかしたら仕事の影響を考慮して示談に応じたのかもしれません。
相手は今も何食わぬ顔で仕事用のインスタを更新し続けています。
ある日突然、知らない人に自分の名前も住所も職場も知られていた現実。
不倫現場を写真で記録され、ばら撒かれる可能性だってあるかもしれない。
慰謝料請求、社会的地位を脅かされるかもしれない恐怖。
これが不倫の代償です。
私は結婚生活の思い出も将来も突然現れた他人に奪われました。
不倫は共同不法行為です。