慰謝料で人生逆転するブログ

夫の不倫で全てを失った30代|2024離婚調停成立|発覚から離婚成立まで

離婚調停Q&A!有責配偶者から調停を申し立てられたらどうする?!

今回は離婚調停のあれこれについて、調停経験者としてQ&A方式で書いてみたいと思います。

 

過去の記事は、こちらからご覧ください。

yamamifire.com

 

目次

 

有責配偶者が離婚調停を申し立てることは可能?

可能です。

あくまで調停は話し合いの場所であるので、有責配偶者が申立人でも何ら問題はありません。

また、私も実際に申し立てられた側ですが、有責配偶者が離婚調停を申し立ててくるケースは珍しくないのでその点もご心配なく(笑)

普通に考えたら、不貞などの原因を作った側が調停を申し立てる立場でもないんですけどね・・・不倫人に常識は通用しないことをここで改めて思い知らされました。

 

なぜ不貞をした側が申し立ててくるのか、その本心は?

本当のことは不倫人にしか分かりませんが、当事者だった私が考えた理由はこちらです。

  1. 単純な知識不足
  2. 立場的に優位に立てる、優位に持っていけると勘違いしている
  3. 問題の早期解決
単純な知識不足

中にはこの後どんな流れで進んでいくかを全く調べもせず調停に臨んでくる人がいます。

”とりあえず来た”みたいな感じでしょうか・・・。

このパターンの人は、婚姻費用や有責配偶者からの離婚請求が原則認められないこと等は知らない人が多いです。

なので、調停回数も長引く傾向にあります。

 

立場的に優位に立てる、優位に持っていけると勘違い

経済的、社会的に有責配偶者の方が有利な立場である場合や、上手く相手をコントロールしてきた(言いくるめてきた)経験がある有責配偶者は調停でもこのマインドが多いと思います。

  • 自分は不倫をしたけれど、それは相手に原因があったからだ
  • 不倫する前から夫婦関係は破綻していた

完全に他責思考であるのはもちろん、弁護士をつけてきた有責配偶者は、弁護士からの入知恵、言いがかりのような理由を平然と述べてきます。

言い換えると、有責配偶者につく弁護士はそれくらいしか言い訳が出来ないってことです(笑)
あくまで調停は勝ち負けではなく、慰謝料等を減額出来るかで弁護士の報酬が変わってくるため、どれだけ相手に譲歩してもらうかに重きを置いていると思います。

 

問題の早期解決

婚姻費用の支払いで有責配偶者の生活が圧迫されている場合と、不倫相手とまだ関係性が続いている場合に該当すると思われます。

◯年経ったら必ず離婚できるという確約はないので、不倫相手を繋ぎ止めておくには早く離婚しなければ・・・と思っているはずです。

離婚調停を申し立て、問題解決へ向けて行動しているというアピールもあると思います。

平気で嘘をつく不倫人なら、「離婚調停も後少しで終わりそうだから」と不倫相手にも上手く言っていると思います。

 

有責配偶者が考えてくるであろう戦略は?

  1. 根拠は不明だが、言い訳の数を並べて慰謝料減額
  2. それでもだめなら裁判をちらつかせ、慰謝料が相場になると強気に出る

まずは婚姻関係は破綻していたとか、結婚中に自分が支払ったお金がこれだけあるとか、難癖ばかりつけて相手を疲弊させてきます。

私は有責配偶者である元夫からの主張書面を見るたび心が抉られる思いでした。

 

次にそれでも話し合いが平行線の場合は、「このまま調停が不成立になった場合、裁判を申し立てる。裁判になれば慰謝料は相場になる」のような脅しのようなことを言ってきます。

私もそのパターンであり、自分の気持ちや方向性に迷いがある中でこのような言葉を受け焦りを感じたり、私が譲歩している感じが納得いかなかったりと気持ちが安定しませんでした。

 

まずはこのような戦略があるということだけでも頭の中に入れていただき、よくあることだと思って少しでも不安な気持ちが減るといいなと思います。

「はいはい、次はそうきましたか」

「そのやり方知ってます!」

不倫人にはこれくらいの気持ちと心構えで十分です。

相手弁護士からの連絡は遅いと思った方がいい

弁護士からの連絡は遅いのが通常と思ってください。

期限内に返信があればすごい、期限当日は普通と思った方が心の安定に繋がります(笑)

これは相手弁護士の戦略なのか、弁護士の時間軸が違うのか・・・

私は弁護士に依頼していなかったので、直接相手弁護士の事務所に電話しました。

返信が中々来ずイライラしますが、ほぼ経験者全員が感じていることなので安心してください(笑)

どう立ち向かえばいい?

慰謝料に関して言えば、間違いなく裁判になれば相場に落ち着くと思います。

中には相場よりも高い場合もありますが、桁違いに高いということはないと思います。

何よりも自分がどうしたいのか、完全に気持ちが決まらない場合は、少しでも傾いている方の気持ちを大切にしてください。

仮に調停が不成立になったとしても、すぐに裁判になり結果が出てしまうことはありません。
どんなに短くても1年〜3年弱くらいはかかると思います。

もし結果的に慰謝料が相場になってしまったとしても、自分があの時悩んで考え抜いて出した答えであり、本当に辛い中で精一杯やった結果だと思うので、どうかご自身を責めないでほしいと思います。

私の体験談

私の場合は、1回目の調停から最終的に慰謝料を上乗せして離婚が成立しました。

慰謝料以外にも離婚条件(住宅や愛犬のこと)があり、その点を少し譲歩する代わりに慰謝料を数百万円上乗せして全て一括払いで合意しました。

元夫が早期解決派だったので最初から強気の条件ではなく、ギリギリいけるところまで引っ張りながら、最後に慰謝料を上乗せするなら離婚出来るところまで辿り着けたところで離婚に応じることにしました。

あとこのくらい払えば離婚出来る!という謎の解放感?と、なんとかこの金額なら払えそうといういい塩梅をつけたところがいい条件を引き出せたと思っています。

私は弁護士に依頼しなかったので、弁護士同士の話の付け方とか折り合いとかもありません。法律の素人がなりふり構わず立ち向かったことで、相手弁護士はやりにくかったんじゃないかと思います。

最後に

離婚調停の中で、何を一番重要視するかが決まってくると、問題解決への道も開けてくると思います。

原因である不貞行為の有無なのか、それとも慰謝料だったりお子さんの面会条件など自分の中でこれだけは譲れないというのが1つ見つかると、その方向に舵を切っていけると思います。

ですが、私もそうであったように、調停1回目からその何かが決まっている人の方がむしろ少ないと思うので、焦らず話し合いの中で決まっていけばいいなくらいの気持ちでいてほしいです。