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夫の不倫で全てを失った30代|2024離婚調停成立|発覚から離婚成立まで

夫婦関係の破綻、破綻の抗弁に惑わされない

不倫問題で必ずと言っていいほど相手が主張してくる言葉があります。

それは、”不倫する前から夫婦関係は破綻していた”という言葉。

お約束レベルで主張してきます笑。

裏を返せば、”それくらいしか主張することがない”ということの表れです。


こちら側からすれば”何言ってんだ?”と意味不明ですが、有責配偶者は(弁護士含む)堂々と主張してきます。

不倫をしてもなお開き直り、不倫を正当化する態度に更に追い打ちをかけられ、心が疲弊してしまう・・・実際の私もそうでした。

不倫した本人は本心でそう思っています。
すでに常識も何もかも通用しない相手なので、”何故そんな事を言うのか”と深く考えるだけ時間の無駄だと私は思います。

そうゆう時はこの言葉を胸に叩き込んでください。

 

”夫婦関係が破綻していたのであれば、その時点で離婚話をしてください”

 

どうか真に受け過ぎず、「それしか言うことないんですね」と心の中で唱えて、心を落ち着かせてください。

 

目次

 

夫婦関係の破綻が認めらる5つの原因とは


離婚裁判で離婚が認められるには、以下の5つの原因どれかに該当しなければなりません。(民法770条1項)

第七百七十条 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。

 配偶者に不貞な行為があったとき。
 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。

引用:民法 | e-Gov法令検索

”夫婦関係の破綻”が原因であれば、5号”その他婚姻を継続し難い重要な事由があるとき”に該当することになりますが、破綻が認められるには客観的証拠が必要となります。

 

客観的要素=別居の有無

相手が有責配偶者である場合、客観的要素=別居期間の長さが重要になります。
不倫が発覚する前から別居していたのであれば、破綻は認められやすくなるといえます。

ですが有責配偶者の多くはある日突然、”離婚したい”と言い出します。

よって以前から別居しており夫婦関係が冷え切っていた方は少なく、まさに寝耳に水状態。

また不倫を隠して、”それならまず別居したい”と言い出すこともあるので(夫)、怪しいなと思ったら別居はなるべく回避して時間を稼いでください。
”別居していた”実績を作ってしまうと相手にその点を主張される可能性が高いので、時間を稼いで証拠を掴むことを優先するのをおすすめします。

家庭内で破綻していたか否かは第三者は断定できない

上記でも述べたとおり、破綻が認められるには客観的要素である別居の有無が重要です。
それなら”家庭内別居”はどうなのか?
結論から言うと、家庭内事情を外部から客観的に判断するのは難しいということです。

  • 互いに顔も合わせず、会話もなし
  • 生活費、寝室、食事、洗濯など全てが別々
  • 買い物や行動も別々で、離婚話をしていた

これらが全て当てまるようであれば話は別ですが、それでもこの状態を証拠として証明できるものはありますか?
個人的に、ここまでの夫婦関係であれば不貞以前の問題だと思うので、有責配偶者の言う”破綻していた”構文はこの点においても真に受ける必要がないと思います。

”破綻の抗弁”テンプレート集

  • 不倫をしたのはお前のせいだ(相手の気に食わないところを並べる)
  • 〇〇をしてくれなかった、寂しかった、だから不倫したんだ
  • 夫婦関係は以前から破綻していた、不倫しても問題ない

このような言葉を堂々と発言します。
全てが他責思考であり、不倫を正当化するための言葉にすぎません。

夫婦間での不満は両者とも少なからずあるはず・・・

どれをとっても不倫をしていい理由にはなりません。

実際の弁護士の主張

実際に私が有責配偶者である夫の代理人弁護士から送られたきた書面を抜粋してお送りします。

弁護士


相手方(やま美)は申立人(夫)が不貞をした旨と主張しているものの、申立人は当時すでに夫婦関係は子供の有無など将来の生活に対する考え方の相違により破綻していたこと・・・


では、実生活はどうだったか言うと・・・

  • 離婚宣言の3週間前に家族で旅行に行っていた(写真あり)
  • 1か月前:自宅修繕のため夫が立ち会い見積もり(記録あり)
  • 2か月前:やま美の実家で夫も一緒にBBQ(写真あり)


いかがでしょうか?
一般的に見て夫婦関係が破綻していたと言えるでしょうか?

確かに私たち夫婦には子供がいません。
様々な事情があり、夫よりも子供を持つことに消極的ではあったことは事実ですが、話し合いを重ねたわけでもなく、夫も子供がいないことを理由にお金や時間を自由に使っていました(その結果、自由に不倫が出来る時間とお金がありました)

証拠を残しておくことが大切

このように、有責配偶者は夫婦関係の破綻を主張してきます。

ほぼ認められない主張ではありますが、破綻していない証拠があるとより安心です。

  • 旅行などの写真(一緒に写っているもの)
  • 家族行事などが書かれたスケジュールアプリやメモ
  • LINEなどでの日常会話
  • 日記

配偶者と日常生活を送っていた記録があれば証拠になります。


突然離婚をしたいと言い出してきたら、ほぼ裏に何かあると思って間違いないと思います。
夫婦生活に変わったことがなければ尚更です。

私は夫から毎日離婚を迫られ精神的圧力をかけられて、睡眠はおろか食事もままならず、何も考えることが出来なくなってしまい、そのまま離婚に応じてしまう一歩手前でした。
もしあのまま離婚していたら、不倫をしていたことにも気づかず、財産分与もきちんとしないまま半ば追い出される形になっていたと思います。

知識があることで安心出来ることも増えます。
渦中にいらっしゃる方々の不安が少しでも和らぐことを祈っています。