示談、離婚調停ともに弁護士に委任せず挑んだやま美です。
弁護士に依頼しなかった理由は少しこちらで触れていますが、今回は弁護士相談について詳しく書いていきたいと思います。
- やま美(無職):相手方・弁護士なし
- 夫(会社員):申立人・弁護士あり
- 婚姻期間:約15年
- 子供:なし
- 不貞は認めている
私の状況はこちらになります。
こちらを踏まえた上で、あくまで個人的な考えのもと弁護士に依頼せず進んでいます。
目次
- 弁護士相談に行ったタイミング
- 弁護士事務所を探した方法と候補選び
- 1. 大手事務所(女性)
- 2. 離婚に強いと謳う事務所(男性)
- 3. 大手から独立した弁護士(男性)
- 4. 若手弁護士(男性)
- 5. 街の弁護士(男性)
- 今後の方針はどこも似たり寄ったり
- 【結論】ちょっとした違和感を見逃さない。交渉術がカギを握る
弁護士相談に行ったタイミング
夫が不倫を認め、相手との示談交渉も終えたタイミングで行きました。
この時点で相手からの慰謝料の振り込み期限は迎えていませんでしたが、今後どんな状況になろうとも専門家の意見を聞いてみようと思っていました。
弁護士事務所を探した方法と候補選び
- 自宅からの行きやすい場所
- 離婚案件を扱っているか
こちらの2点に絞り、ネットで片っ端からHPを見て調べました。
まずは弁護士の意見や方針を聞く事が大切だと思い、金額はちらっと調べた程度。
その中から5つの弁護士事務所にアポを取って面談に行きました。
予約の段階で弁護士についての要望(男性or女性、ベテラン希望など)を聞かれたところもありましたが、特に指定はしませんでした。
1. 大手事務所(女性)
最初に相談に行ったのが、大手弁護士事務所のひとつです。
女性弁護士が担当してくださり、一通りことの経緯を説明。
女性ならではの目線でアドバイスしてくださり、ハキハキと答えてくださった事が印象深いです。
まだ一社目だったこともありましたが、後から振り返ってみるとこうしてハキハキと要点を話せることは重要だと思いました。
依頼した弁護士とは密に連絡と取る必要があるので、レスポンスの速さや受け答え、きちんと仕事をこなしてくれるかは重要なポイントだと思います。
2. 離婚に強いと謳う事務所(男性)
結論から言うと、不快な対応だったのですぐに候補から外れました。
法律の観点から淡々と説明するだけならまだしも、”まぁこんなもんですね〜”と嘲笑うかのような印象を受けました。
離婚問題は民事事件であり、弁護士からすれば数十件と扱う中の1つに過ぎません。
ですが、こちらは今後の人生を賭けた戦いでもあります。
”離婚・不倫に強い”と書かれている弁護士事務所のHPを見かけますが、取り扱ってきた件数や弁護士歴などで大まかな予想は出来るかと思います。
実際に弁護士が担当したことあるケースを質問してみるのも一つだと思います。
3. 大手から独立した弁護士(男性)
調査報告書をじっくり見てくれた弁護士でした。
「よくこんな綺麗に撮れるな」と感心していたのが印象的です笑。
料金が他と比べて高かったですが、弁護士が過去に扱った案件の中で、資産についての実績があったこともあり話を聞くことにしました。
4. 若手弁護士(男性)
こちらも”離婚に強い”と書かれていた事務所ですが、私の自宅からは本部が遠いため支所に案内されました。
そこでは若手弁護士1人で対応しているようで、必然的に弁護士歴が浅い担当に。
今後の方針はこれまで行った3つの弁護士事務所とほぼ変わりませんでしたが、
「旦那さんがまだ弁護士に依頼していないなら、僕なら一旦様子見します」
とのアドバイスがとても新鮮で新たな気づきを得られました。
この時点でまだ夫は弁護士に依頼していなかったため、相手が有責配偶者である以上、こちらが離婚したい意思がなければ変に事を荒立てず、相手の動向を待ってみるという作戦。
この静観こそが今の私の考えの一部にあります。
相手が有責配偶者であることを理由に、一つ上手をいくように静観しながら対応する。
「また同じことを言ってるわ」と受け流してメンタルを保つようにしています。
5. 街の弁護士(男性)
最後に訪れたのが、一番自宅から近い弁護士事務所でした。
地域密着で、夫の会社事情(従業員に関して)も熟知しています。
相談料も他と比べて安く自宅から近いこともあり、契約こそしませんでしたがその後有料でアドバイスを受けに行きました。
今後の方針はどこも似たり寄ったり
法律で決まっている以上、過去の判例や相場を考えると辿っていくルートはほぼ同じです。
どの弁護士に依頼したとしても、ベースを引き合いに出してきますし、”これから先は依頼した方がいいと思います”と最終的にアドバイスされることが多いです。
【結論】ちょっとした違和感を見逃さない。交渉術がカギを握る
着手金や成功報酬など金銭面で難しい方は、そちらを加味してまず候補から外していくこと。
最後の決め手は”相手とのフィーリング”だと思いました。
合う人が見つかるまで探し続けてもいいですが、
- 自分の感情を優先するのか
- 仕事に対するレスポンスや考え方に違和感はないか
- 問題解決へ目指す方向性が一致しているか
以上のように、自分が何を優先するのかが重要なポイントになると思います。
例)
相場ありきで考えない、依頼者の気持ちを優先してくれて一緒に戦ってくれる
経験が豊富で交渉術に長けている
実際に相談をしてみてちょっとした違和感は感じていないか
問題解決へ目指す方向性が一致する、もしくは道筋をしっかりと示してくれる
自分が感じた違和感は間違っていなかったことに後々気づくことがあります。
大きなお金を払う以上、連絡が遅かったり一般常識的なところでイライラしてしまう可能性も(私は夫の弁護士に対してイライラしています笑)
もしかしたら弁護士に依頼していたら、違った未来があったのかもしれません。
私は”この人にお願いする!”と決めきれず、上記の経験も踏まえた上で、まずは自力でやってみることを選びました。
離婚問題はあくまで過去の判例、相場がベースであること。
そして相手の性格を知ることが、経験や過去の実例も交えて交渉していく上でカギを握る大切なポイントだと思っています。
それらを踏まえて、自分がまず何を優先するのかを決め、その信念や方針をもとに解決へと導いていくれる弁護士を選ぶことを私はおすすめします。